『ガンダム』『リッジレーサー』に加わる新作の開発強化──2009年に向けた絵を描くバンダイナムコ【後編】


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ガンダム オペレーショントロイ」は既に
デバッグを開始しているそうです。
本当に今年こそ夏には出そうですね。

現場の人間については、これまで、“お見合い”もさんざんやっているんだけど、会ってみると「どうも文化が違うようなので、じゃあこれで。僕らは僕らのスケジュールがあるんで、一緒にやるのは無理ですかね。良かったら(版権物として)使ってみてください」という感じで結びつかない。


似たような“人種”なんだけど、やっぱり異業種。接点がなくて、お互いの仕事の内容がわからないし、プロ意識もそれぞれが持っている。だから、上から命令してスタジオに押し込んで、「やれ」って言って一緒にやらせない限り始まらない。


でも、みんな臆病だよね。新しいやり方にチャレンジすることに対して。


「臆病だよね」って…。
社長なんだから、
臆病にならずに済むような評価制度を入れてあげなよw
バンダイナムコができてから結構経って、
グループ再編も進んできて、
それでもまだ交流があまり進んでいないというのは…。
やっぱり難しいものなんですかねー。
社長の言う通り、上から押し込んでやれば
何かしらの化学反応を見せてきたりするのかな。


今年以降のタイトル展開については
以下のように語っています。

そこで、1つには、総タイトル数を徐々に絞っていこうと考えています。これまでは市場が読みにくかったので、“試し撃ち”的な意味合いもありタイトル数が多かったので、これをスリムにしていく。


ただし、続編タイトルを作りすぎたという反省もあるので、絞込みの結果が、従来のフランチャイズの続編と、『ガンダム』『ドラゴンボール』シリーズといったキャラクターものばかりにならないように、バランスを取っていきます。そして、全く新しいものへのチャレンジをしていきたい。


ただし、新しいものを作る際は、漠然と作るのではダメ。やはり各種検証作業などのハードルを設けてやっていかないと、ヒットは生まれないと思っています。


市場を正しく読み解き、
そこに合致するタイトルを供給する…。
うーん、360向けタイトルは今後減るのだろうかw


検証作業については、任天堂
眼力トレーニングを共同開発した中で、
彼らのノウハウから学んだことが活かされるとのこと。

ゲームのヒットって、時代に合ったいい企画があって、ラッキーだけでいってしまうものは確かにある。これはゲームの世界だけではなくて、映画や本、音楽の世界でもあること。だから、「出してみなけりゃわかんない」っていう見方もあるし、「ヒットにマニュアルなんかない。ひと握りの天才が生み出す」という意見も出てくる。


でも、最近の任天堂さんが出しているタイトルって、1人の天才の力に頼った仕事とはちょっと違いますよね。やはり、事前の検証やマーケティングがしっかり行なわれているんですよ。だから、我々もやるべきことをやらずに、いつまでもラッキー頼みじゃまずいのは明らかでしょう。


ぶっちゃけましたねw
サードの新規タイトルは
どうも粗さが目立つものが多いですが、
とどのつまり、
ある程度開発が進めば「もう出しちゃえ」と。


バンナムにはその検証作業とやらを
しっかりやってもらいたいですね。