ソニー・エリクソン、NTTドコモから撤退へ


ソニー、ドコモ向け携帯電話から撤退・国内事業を縮小日経新聞

ソニーはNTTドコモ向けの携帯電話機事業から事実上撤退する。年内に開発・生産を打ち切り、国内の携帯事業を大幅に縮小して主力の海外事業に注力する。飽和傾向を強める日本の携帯電話機市場には約10社のメーカーがひしめき、収益環境が悪化している。すでに中下位の三洋電機三菱電機は撤退を決めており、市場淘汰の流れが大手にまで波及してきた。


国内向けの携帯電話事業のうち、
夏モデルを最後に
ドコモ向けの端末開発・生産を打ち切り、
今後は国内のメーカーから端末を調達し、
ソニエリブランドを付与して販売するとのこと。
なお、au向けの事業については、
音楽配信などでの提携関係があるため、
当面は存続させる方針。


撤退の理由は、
海外に比べ国内での収益性が低いため。
2007年、海外市場で1億300万台の端末が売れたが、
日本市場では360万台にとどまっている。
売上高でも、
海外向けが2兆300億円、国内向けが1700億円と、
国内向け事業の存在感は
既に薄くなっているのが現状だ。


今後は成長著しい海外市場で
更なる躍進を遂げ、収益力を高めるため、
そちらに資本を集中させるという。


昨年は三洋電機が携帯電話事業を京セラに譲渡し、
今年に入ってからも
三菱電機が携帯電話事業から撤退を表明した。
携帯電話の高機能化が進み、
各社とも差別化が困難となっている。
また、端末設計の高度化により、
開発費が高騰している一方で、
ドコモやauなどすべての通信キャリアが
2年使うことを前提に
利用料を値下げする制度を構築しており、
今後は端末の買い替えサイクルも鈍化する可能性が高い。


業界再編の波が今、押し寄せている。


 * * *


噂されている「PSPフォン」が
日本で出る可能性がほぼゼロとなってしまいました。


ソニエリは国内向け端末と海外向け端末を
明確に分けて開発していたので、
そのせいなのかな?とも思ったり。


まあ、残念ですね。
日本でのシェアは8%程度ですが、
新機種も少ししか毎回出ないんだから
それでその数字なら恵まれてる方だと思うけど、
小さなパイを食い争うのがイヤなら仕方ないわな。


それにしても、相次ぐこの撤退撤退撤退。
まだ何かあるのかな?
撤退じゃないにしろ、合併とかさ。