au“プリペイド乱売”問題の真相[COLUMN]

KDDIの見て見ぬふり、名目上の契約数稼ぎのためのインセンティブ浪費は、auの既存ユーザーから見れば裏切り行為にほかならない。これが経営理念や広告で「顧客満足度No.1」や「お客様第一主義」を掲げたキャリアがやることなのだろうか。


まったくです。

もちろんメディア側にも責任がある。


専門誌から一般紙まで多くのメディアが、番号ポータビリティMNP)開始以降、電気通信事業者協会(TCA)が発表する純増数に過度に注目し、それを大きく取り上げてきた。これにより、キャリアのイメージ戦略にとって「純増数という本来は一面的な尺度でしかないものが、絶対的なもののようになっている」(キャリア幹部)のである。


しかし、多くの消費者が携帯電話を所有するようになった今、キャリアを計るモノサシが純増数だけというのはあまりに偏っている。各キャリアが発表する解約率や各種の顧客満足度調査、純増数の内訳などにまで踏み込まなければ、キャリアの実態や善し悪しは分からないだろう。筆者自身も含めて、メディアが反省すべきところは大いにある。


いやいや、通信キャリアが
それらのデータを開示していないからこそ、
純増数でしか比べられないのでは?
新規契約者数と解約者数をそれぞれ示してもらえれば、
私たち外野ももうちょっとは違う視点から
ああだこうだ言いますよ。


企業を比較、批判、評価するうえで、
数値で表せられるデータが必要なのは自明です。