需給バランスが任天堂とユーザーを苦しめる


もう4月も終わりです。早いなあ。


任天堂の決算発表が先日ありましたが、
その中で、スマブラXやヘルスパックについて語られてます。

ユーザーにとって気になるのは対応ソフトについてだが、来場者からの質問で「Wiiの軸となるソフトが出ていないように感じる」といった指摘があった。これについては岩田氏も認め「どれだけ次々と新しい提案を行なえるかにかかっている。これはプラットフォームメーカーの仕事で、できあがったソフトを見てサードパーティのメーカーも対応ソフトを作っていく。Wiiは下馬評では次世代機プラットフォームの中で評価が低かったように思う。だからこれからだと思う。現在、社内や弊社ブランドで予算が付いて開発中のタイトルが45タイトルある (ニンテンドーDSは79タイトル)。これらが全て製品化されるかどうかはわからないが、やり込み要素のあるマリオの新作や『スマッシュブラザース』の新作を夏の終わりから秋にかけ用意している」と、この秋に向け商品ラインナップを整えているという。


ブレイクソフトのひとつとして期待を集めている健康をテーマにしたタイトルも、秋の発売を予定している。岩田氏は「経営側として理想を言えば春に (やり込み要素のあるヒットタイトルを) 出したかった。しかしソフトを磨きたいということで、中途半端は避ける意味合いもあり、開発の時間をいただいている」と苦しい胸の内を明かしている。


任天堂株式会社、平成19年3月期決算説明会を開催
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20070427/ninten.htm


期待作の「スーパーマリオギャラクシー」「スマッシュブラザーズX」は
夏の終わりから秋にかけて投入されるようです。
そして、健康がテーマの通称"ヘルスパック"も秋に投入されるとか。
どうやらWii Sportsに次ぐ第2の波は年末商戦に設定しているようです。
夏商戦に何を投入するのやら。まさか何も考えてないことはあるまい。
一応7月にはドラゴンクエストソードが発売されますが…。


必要以上に需要を高めないためなのか、
ぎりぎりまで大作ソフトを出し惜しみする傾向の強い任天堂
FF13なんてイメージ映像を出してきて発表するくらいなのに、
任天堂は完成していてもタイミングを見て発売するのを遅らせたり。
本体の供給量に振り回されたマーケティングをしていては、
ユーザー無視になってしまい、
初動も思ったより揮わない事例が増えてくるのも
仕方ないんじゃないですかね。
もちろん、長く売れそうなタイトルとはいえ、
初回受注で大量に発注しすぎる業者も悪いですけどね。
ライトユーザー向けゲームで初動が爆発的だったのは、
DSブームに火がついた頃だけの話でしょう。
二番煎じなゲームが増えてくる中で、
ライト層は特に新鮮味を感じられず、
爆発的な初動を期待するならば、新たなムーブメントが必要ですよ。


それにしても、この情報出し惜しみが
本当に需要を高めすぎないようにするためならば、
既にDSやWiiを持っている人にとっても
この供給量不足はマイナス因子ということになりますね。
DSの在庫が壊滅状態なのにCM垂れ流ししていて
批判の的となってしまった任天堂が、
実際にCMを自粛してしまったということが実際にあったので、
信憑性に欠ける話ではないです。


あ、スマブラXやヘルスパックなどの発売時期が
明らかになった記事からの流れで
書くような話ではなかったですね(‐∀‐*)